FC2ブログ
暗渠に滴る悦楽と苦悩の雫。 憂いの天使の秘谷に湧く甘露の泉。 存在の罪に震える器官からの分泌物。 魂の最奥の虚に響く水音を閉じ込めた水琴窟。
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
 

火を吐きながら山の斜面を這い登っていく群れを、どうしてベアたんだと思ったのだろう。 
俺は服を脱ぎ捨て、裸になって、斜面を駆け上って先回りし、群れの前に大の字になって身を投げ出した。
一物が痛いぐらいに充血し、勃起していた。
先頭の一匹が足を止め、それをじっと見つめていた。
体長二メートルを越える大きな個体だ。
群れのボスだと思われた。
ボスは長い舌を二度三度チロチロと伸ばして、そそり立つものの様子を確かめた。
そうして刺激されるとますます血液が送り込まれ、自分でも覚えがないほどの大きさにそれは膨らんでみせた。
──ひょっとしたらパクンと咥えられてしまうのだろうか
恐怖と期待の入り混じった感情で胸がはち切れそうだった。
群れをベアたんだと俺は信じていた。
ボスが一歩近づいた。
それを咥えた。
少しざらついた口腔内のねっとりとした粘膜と舌の動きに包まれ、喩えようもない快感の衝撃波が股間から押し寄せてきた。
たちまち俺は上りつめた。
精の噴出とそれが喰いちぎられたのはどちらが先っだったのだろう。
血と精を噴き上げながら、俺は火山の新しい火口になった。
噴出す溶岩に群れを呑みこみ、赤熱した礫を麓まで飛ばした。



管理者にだけ表示を許可する
http://raguan.blog79.fc2.com/tb.php/69-dc1740ea
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
// ホーム //
Powered By FC2ブログ. copyright © 2017 水琴窟 all rights reserved.
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。